「結婚には妥協も必要だよ」
「理想が高いから結婚できないんだよ!」
婚活をしていると、こんなこと言われた経験、あるわよね?
わかってる、わかってるけど…妥協したくない!と思っている婚活女性も多いはず。
この記事では、年間100件以上の離婚案件に携わるOLが、結婚相手に求める条件は妥協すべきなのかどうなのか、徹底解説するわよ!
結婚相手に求める条件は妥協するべき?
なかなかピンとくる男性に出会えないアナタ。理想を下げろと言われて悩んでいるアナタ。
結婚相手に求める条件は、妥協するべきなのか、結論から言うと…
妥協はするな!
多くの結婚相談所や友人達が、妥協することを勧めてくることでしょう。
しかしOLは、妥協するべきではないと思う。理想が高くても良いじゃない!自分が幸せになるために結婚するんだから、パートナー選びに慎重になるのは当たり前のこと。
自分の幸せのために、本当に必要な条件なら、妥協する必要はないわ。
妥協すべきでない理由3つ
実例とともに、理由を3つ紹介するわ。
①後悔する
当たり前だけど、後悔するわよね。結婚生活って、とてもとても長いの。しかも籍を入れるとそんなに簡単には別れられないわ。
自分の中に譲れない条件があったのに、そこを妥協して結婚してしまうと、
「もっと色んな男性に会えばよかった。」
「焦って結婚しなきゃよかった」
…こんなふうに確実に後悔するわよ!
同僚A子の事例
OLの同僚A子。
彼女はかなり結婚願望が強く、20代半ばで交際していた彼と結婚することに。
しかし、いざ結婚話が進んでいくと、今まで見て見ぬふりをしてきた彼の嫌なところ(好き嫌いが多いとか、生活リズムの違いとか)がどうしても気になり、そしてふと冷静に、
「結婚することにとらわれてたけど、まだ焦る必要ないかも…。彼と一緒に生活していく未来が見えない…」
と思うように。結局婚約破棄…。
彼女は「結婚すること」がゴールになっており、その後の生活のことをあまり考えていなかったのよね。
その後、結局30歳で結婚したけど、「あの時結婚してたら、他の男性に目移りして確実に離婚してたと思う。」当時を振り返り、彼女はそう言っていたわ。
②夫婦関係の悪化
妥協してしまった側は、無意識に相手を傷つける言葉を言ってしまったり、相手を尊重できなかったりすることも…。これが続くと、夫婦関係は悪化するわ。
クライアントBさん。彼は妻から言葉の暴力を受けていた。
「本当なら私は、お前よりハイスペックな男性と結婚できたのに、お前と結婚してあげたんだから感謝しろ」
「お前は私の言うことを聞いてれば良いんだよ!」
こんな暴言を日常的に吐かれていたの。ボイスレコーダーで録音されており、それはそれは聞くに絶えないものだったわ。
家計も妻に握られており、毎月2万円のお小遣いで生活することを強いられ(しかも食費込)、生命の危機を感じたBさん。1年以上争い、ようやく離婚が成立したわ。
夫婦は本来、対等な立場のハズ。それなのに、妥協して結婚した側は、自分が相手より優位だと勘違いしてしまうの。立場が上とか下とか、夫婦でそんな上下関係は間違ってるわ!
③最悪、離婚も…
妥協して、モヤモヤを抱えた夫婦は離婚する可能性も高い。一番厄介なのが、「夫婦のどちらかが妥協した」場合。
お互いに妥協してたらお互い様だし、別れるときも案外すんなり別れられる。
でも、一方は相手に凄く満足しているのに、もう一方は不満を抱えている場合、夫婦の歯車が噛み合わなくてストレスが多いわ。
クライアントCさんの場合
クライアントのCさんは、妻のことをとても愛していた。妻の両親の介護に、金銭的な援助まで、嫌がらずに「妻のためだから…」と尽くしていた。
しかし、妻の不倫が発覚。理由は「アナタとはタイミングが合って結婚しただけ。最初から男性として見てなかった。」から。
夫婦カウンセラーは、夫婦の関係を修復するためのアドバイスをするのが仕事(それだけじゃないけどネ)。
むやみやたらに離婚を進めるのはNG。Cさんは「自分はまだ妻を愛しているし、再構築したい」と望んでいたけれど、妻の不倫の内容、日々の言動を聞いていたOLは思った。
「え、無理じゃね?」と。
まぁ一応カウンセラーなんでね、そこはちゃんと再構築のアドバイスをしましたけども。
でもどんなにCさんが頑張っても、妻の気持ちはここにあらず。
結局、離婚に向けての協議が始まったわ。Cさんが離婚を決意するまでに費やした時間は1年以上。「(不倫の事実を知っても)まだ妻を愛している」と言っていたCさん。こんな気持ちを抱えて過ごすのは、本当に辛いわよね。
婚活で妥協しない方がいいこと3選
妥協婚…リスクがデカすぎるわ…。
でも大丈夫!
離婚してしまった夫婦を見てOLが学んだ、これだけは妥協しない方がいいというポイント3選をお伝えするわ♪
①価値観
金銭感覚、どんな夫婦になりたいか、子供はどうしたいのか等々、全てひっくるめた価値観。これが大幅にズレると、夫婦生活は成り立たないわ。
価値観の一致ってよく言うけど、一番難しい条件なのよね。他人同士で、完全に価値観が一致する人なんていない。多少の価値観のズレは仕方ないわ。
でも、それを自分が許せるかどうか。そして相手のズレを、自分が矯正できるのか。そのためには、相手が自分の意見を聞き入れてくれる素直さが必要。
逆もまた然り。お互いに歩み寄れる相手なら、多少価値観がズレていてもOKだけど、どうやっても理解できない!レベルに価値観がズレてる人はやめた方がいいわ。
②仕事観
自分にとって仕事とは何なのか。この考えの一致もとても大切。
バリバリ働いて残業もして稼ぎたいのか、はたまた、毎日定時で帰りたいのか。職場の人との飲み会が好きなのか嫌いなのか。
仕事って、大多数の人が毎日するものだから、近しい仕事観の人の方が一緒にいて楽。そしてこの考え方によっては、家で一緒に過ごす時間の長さも変わってくるわよ。
また、実家が資産家で、働かなくても食べていけるとか、ビットコインで億り人とか、何もしないでお金が発生するような人は別だけど。
基本的に結婚相手が無職というのはやめた方がいいわ。結婚となると、2人で生活をしていかないといけなくなる。それなのに、相手に働く意思がなければ、自分にだけ負担がかかってくるわよね。
③好きな気持ち
まぁ結局、相手のことが好きな気持ちがないとね。
もちろん、好きな気持ちだけで生活はできないし、ご飯も食べられない。
けど、好きじゃ無いのに条件だけ見て結婚するという、初めの一歩からボタンを掛け違えたまま夫婦生活を歩んでしまうと、だんだん不満が蓄積されるわ
相手のことが好きで、大切にしたい。この気持ちが無いと相手を思いやることはできないわ。
問題が勃発する夫婦は、必ずと言って良いほど「相手を思いやる気持ち」が足りない。好きだな、大事にしたいな、という気持ちがないと、他人のことなんて思いやれないわよね。
結婚相手に求める条件が自分に見合っているか?
いかがかしら?
「どうしよう、ますます妥協出来なくなってきた…」
「でもこのままでは一生結婚出来ない気がする…」
ガクブルしているアナタ。怖がらせちゃってゴメンゴメン。
理想の条件があるけれど、それが自分にとって本当に必要な条件なのか、自分に見合っているのか、まずは整理することも大切。コツは2つ!
①言語化せよ
妥協できない条件と、その理由を言語化しよう。
例えば婚活あるある「高収入男性と結婚したい」。
そりゃ、お金が無いよりある方が良いに決まってるし、あえて「低収入な人と結婚したい」という女性はいないわよね。
でも、どうして高収入男性が良いのかしら?高収入って、いくらなのか?考えたことある?
OLの友人にもこの条件を掲げている子がいたから、その理由と、どんな結婚生活がしたいのか聞いてみたの。すると、
・お金があれば喧嘩しない。穏やかな結婚生活が送れる。
・年収は多ければ多い方が良い(800万とか?)
・家事も育児も分担できる優しい人が良いな。
とのこと。
断言するけど、高収入でも喧嘩はするし、年収2000万の人でも離婚してる。それに、高収入な男性は総じてそれなりに多忙なので、家事育児完全に分担は難しいと思うよ…。
だったらさ、例えば自分で年収300万稼いで、相手に500万稼いでもらえば良くない?
まず、年収800万と500万では、出会える男性の数が全然違う。妥協しろというわけではないわ。でも、どんな結婚生活が送りたいのか考えたときに、本当にその条件って必要?
「確かに、2人で稼いだ方がリスクヘッジもできる」
「いくら収入が良くても、毎晩帰りが遅かったら嫌だな…」
こんな感じで、言語化すると新しい発見があるかも。
②客観視せよ
自分を客観視しないで、相手にばかり求めていてはダメ。
OLの友人に、ハイスぺ男性大好きな子がいるの。狙うのはいつも、これでもかというくらい華々しい経歴のメンズばかり。
だけど彼女はデートのたびに、
「会話が合わないからつまらない」
「エスコートが下手」
と酷評。
でもよく話を聞くと、
「準備が間に合わなくて30分遅刻しちゃったんだよね」
「次のデートで映画に誘われたんだけど、その映画が歴史物だったの。絶対つまんないし趣味合わないわ。」
ですって。
いやいやいや…そもそもデートにそんなに遅刻したらめちゃくちゃ印象悪いし、歴史物の映画は、中学レベルの知識があれば大体楽しめるわよ!
相手のニーズに合致していないのに、相手に高い条件を求めてしまう典型例ね。
自分の理想の男性像があり、その男性から自分が好かれるのか、ミスマッチはないか。そして自分に足りない部分があると分かったら、それを埋める努力ができるか。妥協したくないなら、自分もそれなりに努力が必要よ。
結婚に取捨選択は必要
妥協する必要はないけれど、条件を取捨選択することは必要。情報過多な世の中。
頭でっかちな考えになってしまい、理想を沢山並べてしまいがちよね。
だけど、これはアナタの人生。アナタがどんな結婚生活を送りたいのか、その為に必要な条件は何なのか。周りに流されないで!この機会に考えてみてほしいわ。
結婚は、自分が幸せになるためにするもの。妥協できないことだってある。だから、本当に必要な条件を妥協してまで結婚する必要はないわ。
でも、取捨選択≠妥協だということは忘れないで。自分には不要な条件だと判断したら、切り捨てる勇気も大切よ!