婚活中のみなさま、このような疑問はありませんか。
・結婚相談所での貯金額の公開は必須?
・貯金額を公開するとどんなメリットやデメリットがあるの?
このページでは、ハイスペ男性専門の元アドバイザーが、結婚相談所での貯金額について解説します。
本記事では、アドバイザー時代にはできなかった本音を大公開し、結婚相談所で貯金額を公開することでの婚活への影響について赤裸々に語っていきます。
結婚相談所では貯金額の公開が必要?
私はテレビCMをしている結婚相談所に、結婚アドバイザーとして勤務していました。
私が勤めていた結婚相談所では、貯金額の公開は必要ではありませんでした。
しかし他の結婚相談所の中には、プロフィール欄に資産を書き込む相談所があります。
そのため、貯金額を公開するかどうかは、結婚相談所によって違いがあるようです。
私個人としては、
「マイナスの資産(奨学金やローン)は公開したほうが良いが、貯金額全てを積極的に伝える必要は必ずしもない」と思っています。
マイナス資産は後で判明した時に大きな問題になりかねませんし、貯金額を前もってすべて伝えること自体にデメリットがあるからです。
基本的に貯金額は、結婚時に出せる分だけを申告すれば問題ないと考えています。
貯金額の公開のメリット・デメリットについては、次で詳しくお伝えしますね。
【男女別】結婚相談所で貯金額を公開するメリット&デメリット
結婚相談所で貯金額を公開することには、メリットもデメリットもあります。
ここでは男女それぞれのメリット&デメリットを解説していきます。
ご自身の資産を公開するかどうかの参考にしてくださいね。
【男性版】メリット:額が大きければ魅力アップに繋がる
男性が貯金額を公開するメリットは、貯金額が大きければ魅力アップに繋がるという点です。
稼ぐ力だけでなく、きちんとお金を管理していく力があるというアピールになるからです。
特に女性は「結婚し子供が生まれたら、子供が小さい時期は子育てに専念したい」と思っている方が多い傾向にあります。
そのため、男性の貯金額が多いことが分かれば安心して子育てができると考えるのです。
貯金額が少ない場合に公開するメリットは、言いづらいことを正直に申告してくれる男性であるという印象を持ってもらえることです。
最初から貯金額が少ないことが分かっていれば、少ないなりに工夫してやっていこう!と早い段階で計画を立てることができますね。
【男性版】デメリット:浪費家女性が寄ってくる可能性がある
男性が貯金額を公開するデメリットは、貯金額が大きければ大きいほど、浪費家女性が寄ってきてしまう危険性を高めてしまう点にあります。
実際に、こんなことがありました。
私が担当していた二十代後半でシステムエンジニアをしていた年収400万円の男性には、二千万円の貯金がありました。
その彼から、プロフィール欄に貯金が二千万円ありますと書きたいと、相談を受けました。
私は「二千万円とはプロフィールに書かないでください!額が大き過ぎます!」
と、お止めしたにも関わらず、その男性会員様は自分の唯一のアピールポイントなんですとおっしゃり、公開してしまいました。
その結果、担当アドバイザーである私の懸念が当たり、お付き合いの前段階でハイブランドのバッグをねだる女性ばかりが寄ってきてしまいました。
このように、貯金額が大きい場合は、浪費家の女性が集まってくる可能性があることを覚えておきましょう。
【女性版】メリット:堅実さをアピールできる
女性が婚活で貯金額を公開するメリットは、それなりの金額であれば堅実さをアピールに繋がることです。
男性は女性よりも数字に強いことが多く、シビアに金額に反応する傾向にあります。
私が今まで婚活現場で見てきた体感では、「堅実に貯める手腕があるか・ないか」の指標としていると感じました。
貯金がそれなりにある女性にはきちんと貯める力があるということです。
金額ではなく、貯める力があるパートナーというのは、男性側から見ても頼もしい存在とのことでした。
【女性版】デメリット:浪費家などマイナスな印象につながる
女性が婚活で貯金額を公開するデメリットは、正当な理由がなく貯金額が少ない場合、マイナス印象につながる恐れがあるということです。
例えば、
・奨学金の返済を前倒ししていた
・資格取得のためにスクール通いをしていた
等の、説明できる理由がなく貯金額が少ないと、浪費家の印象を男性に与えてしまうことになります。
結婚相談所に登録している男性は、理系男子が非常に多いです。
そのため数字に強く、若い時から無駄遣いをせずにコツコツ貯めてきた方がたくさんいます。
そんな理系男子たちにとって、浪費家女子は最も敬遠される存在になりかねません。
もし、正当な理由がなく貯金額が少ない場合は、わざわざ公開しないほうが良いでしょう。
貯金なしは結婚相談所で結婚できない?
貯金なしは結婚相談所で結婚はできないかというと、全くそんなことはありません。
なぜなら、結局は「お人柄」だからです。
・「年収2000万円の男性と結婚したい」
・「175㎝以上の高身長男性と結婚したい」
・「年収500万円以上の女性と結婚したい」
など、入会時には皆さん様々なご希望を持っています。
しかし、実際に成婚退会をする際には、活動初期に挙げた条件を貫いた方はごく少数です。
条件よりも、
・会話が弾む
・一緒にいて楽しい
・また会いたいと思った
という方と成婚退会していきます。
逆に、資産が何千万、何億あっても、何年も結婚できない人もいました。
貯金があるなしで結婚は決まりません。
だから安心して、婚活への一歩を踏み出してみてくださいね。
結婚相談所で求められる貯金額の平均は?
次に、某大手結婚相談所で働いていた私の経験から、結婚相談所で求められる平均貯金額を男女別に解説します。
実際に活動する会員の貯金額がどのくらいあるのか、確認してみてください。
男性の平均的な貯金額:250万円程度
結婚相談所での婚活男性の平均的な貯金額は、250万円程度です。
250万円前後の貯金があると、余裕を持って婚活をすることができるとも言えます。
結婚相談所の費用は相談所ごとにかわるものの、半年間活動しただけでも入会金と月会費あわせて、平均で15~30万円かかります。
さらに、婚活がスタートしたらお見合い費用や服装を整える費用も発生し、成婚退会をする時には成婚退会費用がかかる場合もあります。
成婚退会費用は男性が女性の分もまとめて支払うケースもありますので、その可能性も視野に入れておくと安心ですね。
貯金全てを婚活費用に当てたり、結婚資金にしたりする必要はありません。
ご自身で築き上げた、大切な資産です。
個人的には、資産の半分くらいを結婚資金として考えるということで良いと思います。
女性の平均的な貯金額:200万円程度
結婚相談所での婚活女性の平均的な貯金額は、200万円程度でした。
結婚相談所への入会費用、活動費用は男性と同額ですが、よそゆきのお洋服や靴などをすでにお持ちの場合は女性のほうが婚活費は安くなるかと思います。
私が担当してきた女性会員様でも、新しくお洋服を買ったりせずに、最小限の費用だけで成婚退会された方がたくさんいます。
そのようなケースは、非常にラッキーです。
ぜひそのラッキーを生かして、貯金を減らさないようにしましょう。
なぜそのように言うかというと、女性は結婚後に予期せず働けなくなることがあるからです。
・夫の転勤について行くことになった
・妊娠して仕事を続けられなくなった
など、さまざまなことが想定されます。
そんな時に、独身時代の貯金があるかないかで安心感が変わってきます。
何があるか分からない時代だからこそ、ご自身の資産を大切にしてくださいね。
男性が女性に求める貯金
結婚相談所ではお相手にどのくらいの貯金額を望むのでしょうか。
まずは、男性が女性に求める貯金額を、年代別にお伝えします。
・20代男性:150万円前後
・30代男性:200万円前後
・40代男性:300万円前後
結婚を決めると、様々なお金を支払う場面が発生します。
具体的には、
・家を借りる
・家電を買い足す
・結婚式場を予約する
といった場面です。
そういったシーンにおいて、今は男性のみの貯蓄から出すのではなく、女性側も費用を分担することが一般的です。
上記くらいの貯蓄があれば、余裕を持って支払いに対応できると婚活男性は考えているようでした。
30代後半や40代での婚活では、不妊治療に大きな出費が発生する場合や、教育費と老後資金が一緒に発生してしまう可能性も高いです。
年齢が上がる毎に必要な貯蓄も高まると、覚えておいてくださいね。
女性が男性に求める貯金
女性が男性に求める貯金額は、下記のようになります。
・20代女性:150万円前後
・30代女性:300万円前後
・40代女性:500万円前後
今は男女共に結婚資金を出し合う時代ですとお伝えしましたが、それでも男性側に多く負担してほしいのが、婚活女性の本音です。
20代男性と20代女性の結婚の場合は、お互いに貯金が少なくて当たり前です。
その場合は、まずは一緒に住む家を借りて、結婚式は一年後、新婚旅行は二年後、などというように優先順位をつけましょう。
30代、40代の場合は男性が女性に求める貯金の部分で触れたことと重複しますが、不妊治療が高額になることがあると想定しておくことをおすすめします。
家を借りる、結婚式をする、不妊治療にいくらまで出せるのか。
独り身から既婚者になると、お金について話し合うシーンが多くなります。
貯金の多い少ないで成婚の可能性は変わりませんが、お金の価値観が合うか合わないかで、幸せな結婚生活を送れるかどうかが変わってきます。
婚活中にこそ、お金の価値観を話し合う良いチャンスです。しっかり話し合ってみてくださいね。