婚活を始めるときに、下記のようなことが気になりませんか。
・「結婚相談所のからくりが知りたい」
・「カウンセラーにはノルマはあるの?」
・「結婚相談所の仕組みや裏側が知りたい」
そこで本記事では、結婚相談所の元代表カウンセラーが結婚相談所のからくりを完全解説!
このページを読めば、結婚相談所の裏側から注意点までが分かるはずです。
結婚相談所の料金のからくり・仕組み
結婚相談所に入会する際、会員様は入会金や会費などさまざまな料金を支払います。
ここでは結婚相談所の料金に関するからくりをご紹介!結婚相談所がどのように利益を出しているのかなど、結婚相談所の裏側を知りたい方はぜひ参考にしてください。
結婚相談所はどうやって収益を出すの?
一般的に結婚相談所は会員様から以下の料金を徴収し、結婚相談所を運営しています。
①入会金(結婚相談所に登録する費用)
②月会費(毎月の活動費用)
③お見合い料(1度のお見合いでかかるセッティング費用)
④成婚料(成婚した際に支払う費用)
ここでは大手結婚相談所の4社の料金を比較してみました。
表を見てわかるとおり、入会した時点で数十万円の料金がかかります。
結婚相談所 | 総額/年 | 入会時 費用 |
月会費 | 成婚料 |
![]() |
606,100円 エントリーコース |
181,500円 | 17,050円 | 220,000円 |
![]() |
314,600円 プレミアムプラン |
116,600円 | 16,500円 | 0円 |
![]() サンマリエ |
618,200円 スタンダードコース |
187,000円 | 17,600円 | 220,000円 |
![]() エージェント |
244,200円 スタンダードプラン |
33,000円 | 17,600円 | 0円 |
※各公式サイトより引用(2023年時点)
結婚相談所はこれらの料金を会員様から徴収することで、利益を出しているのです。
なかでも成婚料の存在は大きいそうようで、筆者の知る業界歴が長い結婚相談所の代表にも確認したところ・・・
「入会金や月会費だけでは到底食べていけない。個人経営の結婚相談所の場合は、会員様を成婚させて成婚料をもらわないとビジネスとして成り立たないよ!」
という回答が。
たしかに個人経営の結婚相談所で成婚料をとらない結婚相談所なんて聞いたことがありません。
そもそも会員様を成婚させるのが結婚相談所の役目です。
入会したからには会員様を成婚に導かなければなりませんが、成婚の裏側には結婚相談所を存続させたいという事実が隠されているのかもしれませんね。
入会金・成婚料無料の結婚相談所はリスクもある!
結婚相談所によっては入会金や成婚料を無料にしているところもあります。
大手の場合ですと無料キャンペーンをやっていても他で補える財源があるので、入会金や成婚料が無料でも問題ないはずです。
しかし、個人経営の結婚相談所の場合は以下のようなトラブルが起こる可能性もゼロではありません。
・入会時に作成するプロフィールをしっかり作ってもらえなかった
・入会後、十分にサポートしてもらえなかった
これらのトラブルに巻き込まれないためにも、無料サービスの有無だけで結婚相談所を選ばないようにしましょう。
結婚相談所の選び方については、こちらの記事をご覧ください。
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結婚相談所の成婚率のからくり・システム
結婚相談所の公式サイト内などでよく見る成婚率。
この成婚率にもからくりがあることをご存じでしょうか。
ここでは成婚率の算出方法や成婚の定義について解説します。
結婚相談所によって異なる!成婚率の算出方法
成婚率とは、結婚相談所にいる会員様がお相手を見つけて成婚した割合を示したものです。
この成婚率は、結婚相談所によって算出方法が異なります。
【成婚率の算出方法の例】
①(成婚退会数)÷(すべての会員数)
②(成婚退会数)÷(退会した会員数)
成婚率は何をベースに算出するのか定められていないので、成婚率の出し方も各結婚相談所で変わってくるのです。
例えば①のように、成婚退会した会員数をすべての会員数で割り出しているところもあれば、②の退会者数から成婚率を割り出している結婚相談所も存在します。
ここでひとつ例を挙げましょう。
「A社の成婚率70%」
「B社の成婚率50%」
皆さんは、A社とB社、どちらの成婚率が高くみえますか?
数字だけで見ればA社のほうが高いと判断しますよね。
しかし、成婚率をすべての会員数で割り出したのか、もしくは退会した会員数で算出したかによって、成婚率の高さも変わってきます。
場合によっては、A社の70%よりB社の成婚率50%の方が成婚率が高いこともあるのです。
これが成婚率の裏側に隠された秘密のひとつ。成婚率の高さだけで入会する結婚相談所を決めるのはNGといえます。
成婚率は算出方法が定義されていないので、数字の高さだけで良い結婚相談所かどうかを判断することは避けたほうが良いでしょう。
あくまで、ひとつの情報として頭の片隅に置いておく程度にすることをおすすめします。
成婚とみなされるのはいつ?
一般的に結婚相談所でいう成婚とは、プロポーズを経て、お互いの「結婚したい!」という気持ちが固まった状態をいいます。
ここで勘違いしないでいただきたいのが、成婚=婚姻届を出すタイミングではないということ。
結婚することが確定しましたら、たとえ入籍をしていなくても結婚相談所では成婚したことになるのです。
世間一般でいう、婚約したタイミングが成婚を意味すると思っておけば良いでしょう。
また、多くの結婚相談所が、成婚の定義や成婚退会のタイミングについて、無料カウンセリングの時や入会時に説明するはずです。気になる方はそこで確認してみましょう。
結婚相談所の会員数のからくり・仕組み
実は結婚相談所の会員数についても、とあるからくりが存在します!
よくあるのが、開業して間もない個人経営の結婚相談所なのに、会員数が何万人もいるというケース。
「大手でもないのになぜ会員数が多いの?」と不思議に思う方もいると思います。
実はこれ、その結婚相談所が連盟や協会に加盟しているからなんです。
結婚相談所の連盟・協会とは?
結婚相談所同士が会員データを共有する仕組みのこと。
連盟や協会に加盟すれば、個人経営の結婚相談所でも会員数が数千~数万人になることもあります。
だから開業したての結婚相談所でも会員数が多いことがあるのです。
また、加盟する結婚相談所の連盟や協会によって、規模の大きさや特色も異なります。
結婚相談所を探す際は、加盟している連盟や協会にも着目すると良いでしょう。
結婚相談所の連盟については、こちらの記事をご覧ください。
▼おすすめ記事
結婚相談所の連盟13社を一覧比較!失敗しない選び方とおすすめを解説
結婚相談所の裏側を暴露!入会前に知っておきたい裏事情とは
「結婚相談所って実際どんなところなの?」
「業界の裏情報があれば知りたい!」
などと考えている方もいるのではないでしょうか。
ここでは結婚相談所の裏側について本音で話していきたいと思います!
仲人カウンセラーにノルマはある?
結論からいうと、ノルマがある結婚相談所も存在しますし、反対にノルマがない結婚相談所もあります!
ノルマの内容はその相談所によって異なりますが、多くがお見合いの数や成婚数などです。
例えば「今月中に10件のお見合いを達成する」というノルマを課せられたカウンセラーがいたとします。
なんとかノルマを達成しようと、そのカウンセラーは適当な相手を選んで会員様に片っ端からお見合いを進めることもあるのが現実です。
入会した結婚相談所のカウンセラーが、実はノルマをクリアしたいがためにお見合いを進めてきたら嫌ですよね。
個人経営の結婚相談所のノルマを調べるのは難しいですが、大手結婚相談所の場合、検索すればノルマの有無について大体分かってしまいます。
結婚相談所のノルマについて気になる方は、入会前にネットで検索してみてはいかがでしょうか。
次々と追加される!?オプション費用がかかる場合も
結婚相談所では、入会金や月会費だけではなく、さまざまなオプション費用が発生することがあります。
【オプション費用の例】
婚活パーティーの参加費
カウンセラーのお見合い同行
スタイリストによる買い物同行
ファッションやメイクなどのアドバイス
こちらをご覧の方のなかには、「高いお金を払って入会したのにまだまだお金がかかるの?」と思っている方もいるでしょう。
ぶっちゃけると、これらのオプションサービスを用意している結婚相談所は多いです!
オプションを活用しなくてもお相手探しはできますので、入会後にオプション費用まで払うのは嫌だなぁと思う方はきっぱりと断りましょう。
ちなみに…元カウンセラー目線で話すと、オプションを使ったほうがスムーズにお相手に出会えることも当然あります!
オプションの追加については無理のない範囲で行うのが◎。ご自身の状況を考えながら判断してくださいね。