結婚相談所で成婚したからには避けたい「離婚」。
・「結婚相談所の離婚率は高いor低い?」
・「カウンセラー経験者の本音が聞きたい」
など、気になることも多いはず。
そこで今回は結婚相談所の元代表カウンセラーが、結婚相談所の離婚率について解説!
この記事を読めば、結婚相談所の離婚率の実態が分かるはずです。
結婚相談所の離婚率は高い?低い?離婚率は約10%
結婚相談所相談所の離婚率は、約10%と低いことが分かっています。
この数値は、2012年に全国仲人連合会が公表したものです。
ちなみに、厚生労働省が発表したデータによると、2020年の婚姻件数と離婚件数は以下のとおりでした。
・離婚件数:193,253
引用元:令和2年の詳細分析|厚生労働省
この結果から、約35%のカップルが離婚していることがわかります。
日本全体で約35%の夫婦が離婚しているなか、結婚相談所の離婚率は約10%。
これは結婚相談所の離婚率が低い証といえるのではないでしょうか。
結婚相談所の離婚率が低い2つの理由
結婚相談所の離婚率は約10%でしたが、離婚率が低い理由は何だと思いますか。
ここからは結婚相談所の離婚率が低い2つの理由をお伝えします。
離婚率が低い理由①:自分に合う人を見極めて結婚できるから
結婚相談所ではお見合い前に相手のプロフィールを吟味して、お見合い自体も慎重に組んでいきます。
プロフィールに書かれているのは、相手の年齢や趣味、特技などの基本的な情報をはじめ、結婚後は子どもが欲しいか?両親との同居は考えているか?など。
相手のことを細かくチェックしてから、お見合いに進むかどうかを決めるのが一般的です。
後に真剣交際に進んだ際には「この人と結婚したらどうなるだろう?」と常に結婚を意識しながら行動することで、自然と相手のことが見極められるようになります。
また、交際中に困ったことがあったとしても、結婚相談所ならすぐにカウンセラーに相談することができます。
良いカウンセリングなら、結婚する前に話し合っておくべきことや、すり合わせが必要な項目を細かく教えてくれるはず。
離婚率が低い理由②:結婚前に将来のことを細かく話し合うから
結婚相談所では交際している間に、結婚後の生活や将来のことを細かく話し合います。
そのため、結婚後に「思っていたのと違った…」という、離婚に繋がる事態を避けられるのです。
ここでひとつ、離婚原因に関するデータを紹介しましょう。
2020年に裁判所が公表している情報によると、離婚原因の中で1番多かったのが、「性格の不一致」です。
離婚原因の1位/性格が合わない
・夫:9,240件
・妻:16,304件
※離婚調停を申立てた申立人の動機3つを挙げる方法で調査集計しています
引用元:第19表 婚姻関係事件数―申立ての動機別|裁判所
結婚相談所でスピード離婚が起こることも!?離婚してしまう理由
ここまで結婚相談所は離婚率が低いとお伝えしてきましたが、それでもスピード離婚をしているカップルも一定数います。
結婚相談所に限らず、どんな出会いであってもスピード離婚は存在するもの。
結婚相談所で出会っていても離婚してしまう理由、それは将来についての話し合いが不足していたからです。
先ほどの「結婚相談所の離婚率が低い2つの理由」でもお伝えしたとおり、結婚相談所では出会った瞬間から結婚相談所を意識し、結婚について色々話し合っていきます。
結婚後の取り決めや、お互いの希望など、もしかしたら相手に伝えにくいことがあるかもしれません。
言いにくいことを隠したり、本音で語らなかったりしたカップルは、のちに上手くいかなくなる可能性もあります。
結婚相談所の離婚を回避する3つの方法
結婚相談所で婚活中の人や、これから結婚相談所に入会することを考えている人なら、絶対に離婚は避けたいですよね!
結婚相談所で活動中に離婚を回避する3つの方法をご紹介します。
①結婚を焦らないで!相手をしっかり観察する
結婚後に失敗しないためにも、焦らずに相手をじっくり観察しましょう。
「〇歳までに絶対結婚がしたい!」と決めている人や、結婚相談所で地道に活動しているにも関わらず、なかなか相手が見つからない時は、どうしても結婚に対して焦りを感じてしまいますよね。
結婚相談所では、焦る気持ちを抑えてしっかりと相手を観察することが大切です。
例えば・・・
・自分以外の人にも優しくしてくれるか、(お店の店員やタクシーの運転手など)
・仕事帰りの疲れている時に酷い態度を見せないか
・デートの約束をしていたけれど体調不良でキャンセル。その時に怒らないか?
などです。
あなたが交際期間に感じた「ん?」という違和感は絶対にスルーしないようにしましょう。
直感で感じたことや「なんか変かも?」と感じた相手の言動は、後になって大きな問題に発展するかもしれません。そうならないためにも、冷静に観察することはとても大切なんです。
2.結婚する前に将来のことを話し合っておく
先ほどから何度もお伝えしていることですが、必ず交際期間中に以下のような将来のことを本音で話し合っておきましょう。
<チェックリスト>
子どもは欲しいか?(人数も)
共働きor専業主婦
家事の分担
マイホームはほしい?欲しい場合は一戸建てかマンションか
住みたい場所
両親へのかかわり方(同居の有無や介護についても)
宗教について
自分の譲れないポイント
休日の過ごし方
上記の中には、本音で言い出しにくいことがあるかもしれません。
例えば「義理の両親とは同居したくない」「介護はしたくない」など。人によっては気分を害するかもしれない問題も、正直に伝えるべきです。
本音を隠す=自分を偽ることになります。自分を偽ってしまったら幸せな結婚生活は送れません。
ありのままのあなたを受け入れてくれる人と結婚するためにも、自分の気持ちは正直に伝えましょうね。
3.思ったことは言葉に出して伝える
これは交際期間に限らず、結婚後にもいえることですが、自分の思いはきちんと言葉にして伝えましょう。
とくに男性に多い「愛しているから一緒にいるんだ、そこに言葉はいらないだろう」という人。時には言葉も必要です。好きという気持ちはしっかり口に出して相手に伝えてくださいね。
また、女性にありがちな「私の気持ちを察してよ!」という言葉。察するなんて難易度の高い技を男性に求めてはいけません。
何が嫌でどうして欲しかったのか、相手に知ってもらうためにも、きちんと言葉で伝えましょう。
とはいえ、思ったことをなんでもペラペラいうことが正しいわけではありません。
時には心の中でぐっとこらえた方がいいこともあるでしょう。
しかし本当に言いたいこと、伝えるべきことを我慢してしまうと夫婦関係に悪影響を及ぼす可能性もあります。